児童精神科医佐々木正美先生の子育てに関する本をみんなで読んで、
印象に残った場所や感想を語り合いました。
核家族化が進み、子育てが孤育てになるつつある現代、
育児の現場に携わった先生からの温かいメッセージをみんなで共有しました。
小さい子供の時期はその人間の根っこを育てる大事な時期だということを認識し、
子育てが大事な誇りある仕事であることを感じました。
著作の中で、子供は大きな輪の中で育つことや、小さい頃に人を信じることを学ぶこと、
小さい時はできるだけ子供の要求を満たしてあげること等を先生は語られます。
そしてまたこの会はお母さんたちと、育児やそれぞれのお母さんが育ってきた課程で感じたことなどを
思う存分語りあえたことがよかったと思います。
子育てをしていく中で悩むのは自分だけではないことを実感として
知れたことで少し肩の荷が下りました笑。
佐賀にも転勤してきたり、一人で子育てを始めるお母さんも多いと思います。
ただでさえ、大変な子育て、そして、最初は分からないことだらけです。
どうしてこんなに、便秘をしちゃうのかな?なんで夜寝ないのかな?
子供とずっといて、本来の私はどこへいっちゃたのかな?
いらいらして、育児や家事の分担で夫とも喧嘩ばかり。みんなはどうしてるのかな?
様々な悩みの中で、自信や余裕を失うことも多々あるでしょう。
そして、それを自分一人で抱え込むと余計に辛くなってしまうものです。
ほっこり本の会では、本をツールに、一人で悩んでいるお母さんが、
悩みや想いを打ち明けあうことも大事なことだと思っています。
先輩ママさん、そして子育て中のお母さんたちと、お喋りをして、
一緒に子供を遊ばせながら、みんなで子供を育ててゆくんだという安心感を作っていけたらなと思います。
昔は子供たちが遊ぶ横で母親たちが語り合う井戸端会議的な風景があり、
地域みんなで家族のように子供を育てていたのでしょう。
私が住んでいた歩く社会である東京でも、むしろこの光景が普通でした。
夕暮れになると老人から子供まで、外に出てお喋りしながら子供を遊ばせていました。
しかし、佐賀は車社会です。
車で目的地へ向かう社会では、歩いて挨拶を交わし、ご近所同士が仲良くなることも
昔より減っていると思います。
地域コミュニティが希薄になる中で、子供を育ててゆくコミュニティとしての機能を
ほっこり本の会でも担えたらなと思いますので、一人で子育てしているお母さん、
ぜひ、気軽に遊びに来てください。ゆるくて優しい、楽ちんなメンバーですよ笑。